【新唐人2010年4月15日付ニュース】4月14日の午前7時49分、中国青海省(せいかいしょう)・玉樹(ぎょくじゅ)チベット族自治州はマグニチュード7.1の大地震に見舞われました。震源の深さはわずか30キロです。地元はレンガや木造の家屋が多く被害は深刻。すでに600人近くが亡くなり、けが人は10000人を超えます。
今回の大地震の震源は、玉樹チベット族自治州・州政府の所在地。9割の建物が倒壊し、まだ多くの人が生き埋めになっています。重機の不足により、捜索隊員は素手で救出活動を行っています。
玉樹州・武装警察の幹部
「被害がひどいのは州政府所在地です。一面の平地になり、建物は99%が壊滅です。住宅は全滅、人が中にいても助け出せません。」
地元政府によると、今不足しているのは医療設備・医療隊員と救助隊員です。
玉樹州政府職員 黄立民
「今、特に足りないのは掘削の道具、テント・薬・水などです。感染病予防の薬品や漂白剤も必要です。」
地元住民への電話取材によると、学校の校舎の倒壊は深刻で、どれほどの生徒が犠牲になったかは、まだ分からないそうです。
地元住民「建物は皆、倒壊しました」
記者「食料は買えますか」
地元住民「買えません。飲み水さえ大変です」
ある歯科医は、「現地の人口は20万人近く。住宅はほぼ壊滅したので、犠牲者数の増加は避けられない」と言います
歯科医
「特に学校、多くの生徒が埋まりました。病院内の建物も倒壊。余震も絶えません。けが人は増えるはず。地元は停電し、火事が起こり、ダムに亀裂が入りました。」
また現在、空の便も止まっています。今回の地震の中心は青海省(せいかいしょう)ゴルムド市の東南380キロです。新唐人はこれからも引き続き、関連報道をお伝えします。
新唐人記者がお送りしました。